派遣社員として、毎月一定の収入はあるものの、
子供の体調不良で休みを取ることが多いのがワーママの宿命。
時給制で働く以上はお金のことって心配になりますよね。
派遣で働きながら、副業をやってみたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
会社にバレたりしない?
バレないようにするにはどうすればいいの?
派遣歴5年で実際に副業もしている私が、その疑問に答えます!
派遣社員は副業はできるの?
結論から言うと、ほとんどの派遣会社では可能です。
ただし派遣会社によるので就業規則をまずは確認しましょう。
派遣大手各社の見解をまとめました。
副業を認めている派遣会社
- リクルートスタッフィング
- テンプスタッフ
- パソナ
リクルートスタッフィングではダブルワークは可能ですか?
法律の定める範囲内においては可能です。労働基準法では1日の労働時間は、8時間以内、1週間の労働時間は40時間以内と定められています。リクルートスタッフィングからのご紹介ではないお仕事と合わせて就業される場合でも、これを超える契約を結ぶことは出来ません。
労働基準法で決められた時間内であれば、副業をすることには問題なさそうですね。
テンプスタッフ、パソナは自社のメディアで副業容認の考えを発信しています。
テンプスタッフ
法律上は副業も可能。ただし、就業規則に従うべき
上でも触れた通り、正社員や公務員は副業を禁止されている場合が多いです。しかしそれは雇用主である企業が、自社の規則によって従業員の副業を禁止しているのであり、法律で定められているわけではありません。派遣社員も同様で、法律では副業を禁止されていないのです。しかし、派遣元である派遣会社が禁止している場合があるので、登録している派遣会社の規則をしっかりと読み、副業の可否を把握しておく必要があります。引用元:派遣と副業は両立できる?
パソナ
派遣社員の副業は認められているのでしょうか?結論から言うと、派遣社員の副業は基本的にOKです。ただ、派遣会社によっては副業を禁止しているところもあるため、必ず就業規則を確認しておきましょう。同様に、副業で働く企業の就業規則も事前に確認する必要があります。
副業を禁止している派遣会社
- スタッフサービス
スタッフサービスでは就業規則で
明確に副業を禁止しています。
派遣の就業日以外で、アルバイトや単発のお仕事をすることは可能でしょうか?
スタッフサービスグループでは、派遣スタッフの副業を禁止しております。
あらかじめご了承ください。
副業を考えている場合は、スタッフサービス以外の派遣会社を選ぶのがよさそうですね。
副業してることが派遣会社にバレる原因は?
そもそも副業していることが会社側にバレる原因は、大きく2つです。
- 住民税が増えた
- 社内や派遣先の人につい言ってしまう
それぞれ解説していきます。
1、住民税が増えた
会社に副業が知られる一番大きな原因は、住民税の金額が上がることです。
住民税は前年の所得金額によって決まり、会社へ納付書が通知されます。
本業の給与にそれほど変化がないのに、住民税が上がっている場合
他に収入があったのでは、と会社の経理担当者が気付くというわけです。
そのため、副業をしていることを会社に知られたくない場合は
副業分の確定申告をするときに、自分自身で住民税を支払うようにするとOKです。
つまり、会社バレしたくないのであれば
クラウドソーシング
メルカリやハンドメイド
ライター
アフィリエイト
など、給与所得ではない副業を選ぶのがおすすめです。
2,社内や派遣先の人につい言ってしまう
副業バレしたくないのにわざわざそんなこと言わないでしょ~!と思いますよね。
でも副業がうまくいっていて面白いときは、ついポロっと言ってしまいがちです。
ごく近しい人だけに言ったつもりが、巡り巡って派遣先の上司や
派遣会社にまで伝わってる…なんてことにもなりかねません。
副業バレしたくないなら、心にそっとしまっておきましょう。
副業してるときの確定申告はどうするの?
副業での収入が年間20万を超えない場合は、確定申告は不要です。
確定申告について、詳しく解説していきます。
確定申告が必要になるケース
2,給与を二か所からもらい、副業の収入が年間20万を超える場合
1の副業にはクラウドソーシング、
アフィリエイト、
メルカリやハンドメイド作品を販売したときの利益、
不動産の収入、
投資などが該当します。
2は、副業でもパートやアルバイトなど、給与として収入を得た場合です。
また、1は「所得」であることに注意が必要です。
【所得=売上ー経費】ですので、
売上が20万以上あったとしても、副業をするためにかかった経費を差し引いて20万以下であれば、
確定申告はする必要はありません。
会社にバレないように確定申告する方法は?
副業分の確定申告をするときに、住民税の納付方法を「普通徴収」にすることです。
住民税の納付方法は「特別徴収」と「普通徴収」の2種類あります。
特別徴収…会社に天引きしてもらう方法
普通徴収…自分で納付する方法
特別徴収にすると、副業で発生した住民税の金額が本業の会社に通知されるため
副業していることが会社に知られてしまいます。
普通徴収のやり方は、副業分の確定申告の時に
住民税の納付方法の欄で
「自分で納付」に○をするだけでOK。
確定申告書 第二表の「住民税に関する事項」が該当箇所です。
基本的にはこれだけでOKですが、
自治体によっては特別徴収を推奨しているなどの理由から、
確定申告で普通徴収にチェックしたのに勝手に特別徴収になってしまっていることも。
念には念を押すなら、住民税が決まる4月頃に
お住まいの地域の役所へ連絡してみましょう。
きちんと普通徴収になっているか確認してほしいと伝えれば大丈夫です。
そもそも派遣会社の住民税が普通徴収になっているってほんと?
派遣の毎月の給与から、「所得税」は毎月天引きされますが
実は「住民税」は普通徴収を選択している派遣会社が多いのです。
本業である派遣会社に住民税の通知がいかないので、
住民税の金額が増えていようが、会社側に知られることはないということですね。
ただし住民税も天引きしている派遣会社もありますので、
不明な場合は会社の担当者に問い合わせてみるのが確実です。
まとめ
今回は派遣社員の副業について解説しました。
ほとんどの派遣会社では副業を容認していますが、スタッフサービスでは副業NGです。
派遣会社に副業がバレないようにするには、この3点がポイント。
・副業はアルバイトやパートなど「給与所得」となるものは避ける。
・副業の確定申告の際、住民税の納付方法は「普通徴収」を選択
・副業していることを会社で口外しない
この3つをしっかり対策していれば、会社に知られることはほぼありません!
安心して副業をスタートしてみてくださいね。
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