育休明け転職のベストタイミングは?いつから始める?実例付きで解説!

育休明け転職のベストタイミングは?いつから始める?実例付きで解説!

復帰するつもりで育休を取ったけど、今のまま復帰して本当にいいのかな…?

育休期間中に転職を考えるママは少なくありません。

でも育休明けに転職しようとすると、いろんな悩みが出てきますよね。

育休明けに転職ってどのタイミングでしたらいいの?

給付金もらってるけど復帰しなくても良いのかな?

結論から言いうと、育休明けに転職するなら一度復帰してからがおすすめ

理由は復帰せずに転職すると、保育園が入園取消になる可能性があるからです。

せっかく保活をくぐり抜けて内定した保育園、退園になるのは避けたいですよね。

他にも子供の体調不良への対策など、一度復帰してから転職するメリットが沢山!

この記事では実際に育休中に転職に向けて活動を始めた私が、育休明け転職のタイミングについて解説していきます。

私が育休中にやったこともあわせて紹介していくので、転職を考えているママはぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事はこんな人におすすめ
  • 育休明け元の職場で復帰しても両立が難しいから転職したい
  • 育休明けで転職ができるのか不安
  • 育休明け転職で気を付けることを知りたい

    

今の会社を辞めようか迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。

目次

そもそも育休明けに転職ってできるの?

育休明けに転職ってできるの?

育休明けに転職しても規定上は問題なし

育休は元々「復帰をする意思がある」という前提で取得しています。

そのため、「元々は復帰の予定だったけど、事情があり復帰が難しい」というケースももちろん出てきます。

実際に厚生労働省が行った調査によると、女性の育休からの復帰率は89.5%

残りの約1割の女性は復帰せずに退職を選択しています。

(参考)平成30年度 事業所調査|厚生労働省(PDF)

一旦復帰した後に退職、転職している人も含めると、更に割合は増えると考えられます。

「育休明けに転職したら、育休中にもらっていた給付金って返さないといけないの!?」と心配になる方もいるかもしれませんが、育休給付金も返還の必要はありません

育休明けに転職を考えるのは迷惑?それぞれ事情があるんだから気にする必要なし!

育休明けですぐ転職したりしたら、元の職場に迷惑だよね…と心配になりますよね。

でも色々な事情がある上での転職です。周りや会社の目は気にしない!と割り切っていきましょう。

育休明けに転職を考える理由は例えばこんなことがあります。

  • 復帰後に異動が決まった(勤務地が遠くなる、業務内容が変わってしまう)
  • 社内の体制が大きく変わった
  • 明らかなマミートラック
  • 子供やママ自身の体調に不安がある
  • 育休中にキャリアを見直してやりたいことができた
  • 出産前の勤務状況が忙しすぎて戻っても両立が難しい
  • 時短になるのに業務量は減らしてくれる気配が無い

そうは言っても、育休とったのにすぐやめたら迷惑だよね…

迷惑と思われないために会社に居続けても働くのが辛くなります。

あなたの人生、誰になんと思われてもあなたの人生を進みましょう。

ずっと人手不足なのが分かってるから辞めづらいんだよね

人手不足や後任の決定は会社の仕事です。

あなたが気に病む必要はないので、心配しすぎないでくださいね。

育休明けに転職するならタイミングはいつ?

育休明けに転職するならタイミングはいつ?

育休明けに転職する場合、タイミングは3つです。

  1. 育休から復帰せずにそのまま退職して転職
  2. 育休から一度復帰してすぐに転職
  3. 育休から一度復帰して少し落ち着いたころに転職

おすすめは一度復帰してから!一旦復帰してから転職するメリット

育休から復帰せずにそのまま退職・転職をすることはおすすめしません。

せっかく内定をもらった保育園の入園取消になる可能性があるからです!

転職するタイミングでおすすめなのは、一旦復帰してから。

育休明けに転職するメリットはこちらです。

  • 保育園に入園取消になる心配がない
  • 会社の有休が残っているので子供の体調不良に備えられる
  • 今までの人間関係=信用貯金がある
  • 親も子も同時に新しい環境に飛び込むのは大変!
  • 慣らし保育中に活動できる

育休中に転職した場合、保育園はどうなるの!?と気になる方はこちらの記事もどうぞ。

保育園申し込み~入園までのタイミング別で詳しく解説しています。

育休から一度復帰してすぐに転職活動する場合

スケジュール例

エージェント登録、キャリア棚卸、書類の作成など転職準備
慣らし保育スタート→応募活動開始、面接進める
職場復帰 応募&面接活動
内定!

&現在の会社で有休消化

転職先での勤務スタート

復帰後すぐ転職活動するメリット・デメリット

メリット
  • 慣らし保育中に子供を預けながら活動しやすい
  • 元の会社の待遇や環境に不満がある場合は少しでも早く転職できる
デメリット
  • 転職したては有休が付与されないことも多いため、子供の体調不良で欠勤しづらい

 →病児保育など確保しておく必要も

  • 人間関係が出来上がっていないため状況を分かってもらいづらい
  • 親も子も新しい環境になるため、体力的・精神的に余裕がなくなりやすい

復帰後すぐに転職活動をするメリットは、少しでも早く転職完了できるという点です。

  • 時短にしたら給料があまりにも下がりすぎる
  • 異動で勤務地が遠くなってしまった
  • 人間関係が苦痛

など、元の会社に不満が大きい場合は一旦復帰してすぐに転職活動を始めるとストレスも大きくならないでしょう。

また慣らし保育中は自由に動けるため、面接なども入れやすく集中して活動できます。

デメリットは、転職後半年たたないと有休が使えない企業も多いため、保育園に入園したてで体調を崩しやすい子供のフォローに悩む点です。

有休がない場合は欠勤扱いですが、あまりにも欠勤が続くと転職したてで休みづらいという事も。

近くに父母や親族がいる場合はサポートの体制を整えたり、病児保育に登録しておくことをおすすめします。

育休明けすぐの転職はこんな人におすすめ

  • 復帰後の職場環境・条件が悪すぎて一刻も早く転職したい人
  • 父母や親族が近場に住んでいて、転職後の子育てをサポートしてもらえる人
  • 夫のサポート体制が整っている人

育休復帰から少し落ち着いてから転職活動する場合

スケジュール例

エージェント登録、キャリア棚卸、書類の作成など転職準備
職場復帰~ 求人情報収集
徐々に応募開始
内定!

&現在の会社で有休消化

転職先での勤務スタート

復帰から少し落ち着いてから転職活動するメリット・デメリット

メリット
  • 子供が保育園に慣れてきて落ち着いたころに転職を始めるため余裕が持てる
  • 保育園通いはじめの子供の体調不良にも有休を使って対応できる
  • 人間関係がある程度出来上がっているため、柔軟に対応してもらいやすい面も
デメリット
  • 復帰して忙しさにかまけてずるずる後倒しになる可能性も
  • 年末に新しい職場に飛び込むのは少し大変…出来れば10月くらいまでには転職完了したい

元の会社でしばらく働き少し落ち着いてから転職する場合、子供が保育園に慣れてくるころで落ち着いているため、ママの精神状態にも余裕を持てることがメリット。

元居た会社であれば有休が残っているため、子供の体調不良にも対応しやすいですよね。

デメリットは、やはり仕事が始まってからの転職になるため活動中は忙しくなることは覚悟しておきましょう。

忙しさにかまけてついずるずる後倒しになってしまうことも…

実際に転職成功したとしても年末に新しい職場に入るのは大変なことも多いため、自分の中で目標とする時期を決めて動いていきましょう。

育休明け落ち着いてからの転職はこんな人におすすめ

  • 子供と生活を一旦は優先させたい
  • 転職に対してものすごく切羽詰まっているわけではない
  • じっくりと転職活動に取り組みたい

【体験談】育休中~育休明けの転職活動タイミング

【体験談】育休中~育休明けの転職活動タイミング

2人目の育休取得前は派遣社員として働いていたため、派遣元で育休を取得していました。

5月に出産し、翌年4月に無事入園したため約1年間の育休。

無事に5月に第二子を出産し、ようやく子供のリズムも整い自分の体調も戻ってきたと思えたのが9月頃。

そこからキャリア、転職に関連して行動したことを時系列で紹介します。

当時の状況
  • 元々2人目出産が終わったら、キャリアを見直したいと考えていた
  • 当時の職種は両立もしやすかったものの、将来的なことを考えて未経験でのキャリアチェンジを希望
  • でもやりたいことが分からずモヤモヤ…

実際のスケジュール

キャリアコーチングを受ける(~11月まで)
保育園申し込み完了
キャリアコーチング終了。キャリアチェンジの方向性を固める
キャリアチェンジ後の実績作りのため副業開始

未経験転職となるため、少しでも実績作りと思い副業開始。

クラウドソーシングサイトやママ特化の求人サイトを利用しました。

3社オンライン面接まで通過し、そのうち1社で内定→育休終了する3月までの期間限定でお仕事

希望職種に関するオンライン講座受講(約1ヶ月)
本や動画などでもスキマ時間に学習
職務経歴書・履歴書アップデート
転職エージェント登録開始
保育園内定決定&自治体の役所へ復職条件の確認、相談
復帰後の派遣先を決めるため派遣求人検索
転職後の求人情報を収集&転職エージェントと面談
派遣先決定
慣らし保育スタート
下旬から派遣先で仕事復帰
転職完了を8月頃と決めて、肩慣らしに応募スタート

 転職エージェント経由で3社応募→1社面接へ
 最終面接まで行ったけど辞退

育休中に私が実際にやってみて良かったことは、こちらの記事で詳しく解説しています。

育休明け、転職活動の現状

転職エージェント経由で3社応募。

そのうち1社書類選考を通過し、最終面接まで行きましたが辞退しました。

理由は超超超スタートアップだったから…

フルリモート可能で出社の必要も一切なかったんですが、長時間労働になるリスクがあると判断し辞退しました。

保育園入園後に必要な復職証明書も無事出したので、今年中の転職完了を目標にしてのんびり活動中です。

育休明けの転職、ベストタイミングまとめ

育休明けに転職する場合のベストタイミングについて解説してきました。

育休明けに転職するならタイミングは3つ

  1. 育休から復帰せずにそのまま退職して転職
  2. 育休から一度復帰してすぐに転職
  3. 育休から一度復帰して少し落ち着いたころに転職

それぞれメリットデメリットがありますが、家庭や職場の状況、ママ自身のタイプにあわせて自分に一番合ったタイミングを決めましょう。

逆算して育休中から動いておくと、しっかり準備もできるのでおすすめです。

タイミングももちろんですが、ママの転職で大切なことはいかに効率よく、大事なところにだけ時間を割いて活動できるかがポイント。

子育ても家事も復帰のことも考えながらの転職活動は本当に大変!

そもそもの自己分析や応募書類の作成すらじっくりできないことも…

そのうえ膨大な求人の情報収集や、応募企業とのやり取り・日程調整などやることがたくあって、ただでさえ忙しいママが1人ですべてやろうとするのは難しいんですよね…

ぐーこ

個人的におすすめは転職エージェントを使うことです

応募書類の添削、面接練習、求人紹介、応募企業とのやり取りなど、ほとんどの準備をエージェントが代行してくれます!!

ぐーこ

私も実際に転職エージェント経由で応募を進めましたが、応募書類の送付ややり取り、企業研究までサポートしてくれたのでとっても助かりました。

ママに特化した転職エージェントなら、条件に合った求人を紹介してくれる上にママ特有の悩みを相談しやすいので心強いですよ。

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