この記事ではフルリモートのメリットデメリットや、デメリットの解消方法を解説します。
フルリモートに憧れはあるけど、ワーママにとってどんなメリットがあるの?
デメリットはないの?あるなら具体的に知りたい!
リモートへ働き方を変えるなら、事前にメリットデメリットも知っておきたいですよね。
私が実際に子育てしながら3年近く在宅で働いたからこそ感じる、フルリモートのメリット・デメリット、またその解消方法を解説します。
結論から言うと、確かにデメリットもあるけど働くママにとっては比較にならないくらいメリットが大きい!
育児と仕事の両立するにあたって一番の障壁である「時間」が増えるからです。
この記事を読めば、ワーママとリモートワークの相性バッチリなことが分かりますよ♪
デメリットの解決策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは、ぐーこです
4歳と1歳の子供を育てながら都内で働く36歳ワーママ。
10年間正社員としてアパレル業界で働き、30歳の時に夫の地方転勤で退職→派遣社員へ。
2度の産育休を経て現在大手IT企業でフルリモートで働いています。
キャリアチェンジ×フルリモートを実現するために、現在転職活動にチャレンジ中。
▼こちらの記事では、ワーママがフルリモートで働くための方法を5ステップで解説しています。
ワーママがリモートで働くメリット8つ
実際に私がリモートで3年近く仕事をして感じたメリットを、具体的に8つ紹介していきます。
- 使える時間が増える
- 人間関係で疲れない
- 生産性が上がる
- 通勤のストレスから解放される
- 育児家事の体力を温存できる
- 子供の体調不良や万が一の事態にすぐ対応できる
- 保育園の送迎が楽
- 病院に連れていきやすい
ひとつづつ詳しく解説していきます。
1,使える時間が増える
ワーママがリモートで働く最大のメリットは、時間的拘束が少なくなることです。
出社する日に比べると、往復の通勤時間、身支度の時間が丸ごとなくなるため、人によっては1日3時間近く使える時間が増えることになります。
朝から「早く早く~!」とのんびりご飯を食べる子供にイライラせずに済み、保育園へ行く時も余裕をもって家を出ることができますよね。
昼ごはんのついでに夕食の下ごしらえやスキマ時間に掃除もでき、家事もうまく回るため家中荒れててイライラすることも減りますよ。
2,人間関係で疲れない
ワーママに限らず、社会人の退職理由のトップは人間関係です。
先輩や上司に気を遣ったり、上司の無言のイライラを近くで感じたり、出社していると何かしら感じることが出てきますよね。
もちろんリモートになると人間関係が一切なくなることはありませんが、私としては体感で出社しているときの7割くらいは人間関係でストレスを感じることがなくなりました。
私の場合は勤務時間内のストレスもそうですが、ランチどうする?誰か誘う?今日は1人で食べてもいい?といちいち気にしなくていいのが楽でした!
たまには一人で食べたいときもあるし、ランチ問題って結構面倒なんですよね…
3.生産性が上がる
リモートになることで、自分自身の手を止めずに仕事ができるようになったので生産性が上がりました。
無駄な雑談に付き合わずに済んだり、会社にかかってくる代表電話を取らなくても良いので、集中力が切れることもないです。
今急いでるんだけどぉ~~~!!っていう時に限って話しかけてくる人いるよね
おかげで仕事を翌日に持ち越すことも減って、頭がすっきりした状態で仕事をすることが出来ます。
ただし、リモートになってサボってしまい生産性が下がるという人も中にはいるので、人による部分はあるかもしれません。
4.通勤のストレスから解放される
リモートワークを始めて実感したのは、通勤のストレスの比重が今までとても大きかったんだという事。
私自身東京に済んでいるからという事もありますが、日々の満員電車、夏は汗でじっとりした他人と密着し、冬はコート&暖房で汗だく、雨の日は足元が濡れるし、1センチの雪で駅が入場制限になるほどの大混乱…
挙げだすと止まらないくらいですが、こんなストレスから一切解放されることで精神的にも肉体的にも本当に楽になると実感しました。
個人的にはくせ毛なので、雨の日にセットしてもボサボサになる髪の毛を気にしなくていいのはめちゃくちゃ楽でした!
5.育児家事の体力を温存できる
毎日出社してフルタイムで働いていたころは、朝早く起きて通勤して…それだけでも体力を使うので、帰ってくるころにはヘトヘトでした。
しかし平日のワーママにはお迎え後の子供のお世話という第2ラウンドが待ち受けています。
ぐずる子供をやっと連れ帰ってからの、夕食を食べさせる!お風呂!歯磨き!寝かしつけ!
体力を使い果たした私は毎日歯磨きもキッチンの片付けもせずに寝落ち…そして自己嫌悪の日々。
それがリモートワークになってからほとんどなくなりました!
今まで出社、通勤でどれだけの体力を使っていたのかと思い知らされます。
その分運動不足になってしまうデメリットはありますが、ヨレヨレの状態で次の休みを待つ事がなくなり、体力的にも余裕が出た分精神的にも楽になりました。
6.子供の体調不良や万が一の事態にすぐ対応できる
出社で仕事をする場合、保育園から発熱などでお迎え要請があると、迎えに行けるまで最低限以下の時間が必要です。
- 仕事をキリが良いところまで最低限やって引き継ぐ時間
- 保育園まで行く時間
引き継げる環境がなく絶対に今日中にやらないといけない業務がある場合や、会社が遠い場合はお迎えまで2時間近くかかってしまう場合も。
迎えが遅くなって園でぐったりしながら過ごしている子供を見ると、申し訳なさで胸が痛くなりますよね…
その点、リモートの場合はすぐにお迎えに行くこともできるので安心です。
急ぎの仕事がある場合も、帰宅して子供が落ち着いたら残務だけ片づけることもできるので、子育て世代にとってはリモートの方がかえって業務に支障が出にくいとも言えます。
震災や災害が起こった場合も、出社だと電車が止まってしまえば最悪その日はお迎えに行けない、なんて事もあり得ますよね。
万が一の時にすぐに駆け付けられるのは、大きな安心感につながります。
7.保育園の送迎が楽
出社の場合、保育園の送迎にもパソコンなど仕事に使う道具を持ち歩かないといけないですよね。
パソコン以外にも、書類やファイル、水筒やお弁当、メイクポーチなど通勤時に必要なバッグって結構重いことが多いです。
これを全部家において、スマホひとつで保育園の送り迎えに行くことが出来るのは予想以上に楽!
また、雨の日は会社で履き替える靴も持ってレインブーツを履いたり、レインコートを着ても顔中に雨粒を浴びながらどろどろのメイクで出勤したりと毎回憂鬱な思いをしていました。
でも多少濡れても家でまた着替えればいいか~と思うと、今までよりは気楽に雨の日も送迎できるように。
あまりにも雨が強いときは同じように在宅勤務している夫に車で送迎してもらうことが出来るので、送迎が楽になったのは予想していなかったメリットです。
8.病院に連れていきやすい
保育園に子供を預けるうえで避けて通れないのが、子供の体調不良。
我が家も入園してしばらくは毎週のように病院通いでした
出社の時は、朝病院に連れて行ってから保育園への送迎、通勤をすると確実にお昼になるから結局半休を取らざるを得ない…という事ばかり。
帰りに病院に連れていく場合も、
保険証とか家に忘れてきちゃった!
パパの方が早く終わるから病院連れて行ってほしい!でも私が子供の保険証持ってきちゃった…
会社終わってから病院連れて行くと、めちゃくちゃ待ち時間長い…
こんなことは日常茶飯事です。
リモートなら、例えば朝8時からやっている小児科に連れて行って9時の始業にも間に合います。
薬をもらう時間がなければお昼休みにサッともらいに行くことも出来るので、保育園を休ませるほどではない時にも、通院でわざわざ遅刻や早退をする頻度が減りました。
ワーママがリモートで働くデメリット6つ
リモートにはメリットも多いですが、もちろんデメリットもあります。
私がリモートワークを続けてきて感じたデメリットは以下の6つです。
- コミュニケーションが取りづらい
- ある程度は自己開示が必要
- 水光熱費が上がる
- 仕事に集中しづらい
- 圧倒的運動不足
- 仕事をしすぎてしまう・残業が増えた
1.コミュニケーションが取りづらい
対面に比べて人間関係のストレスが減る半面、コミュニケーション不足になりやすい事がリモートのデメリットではないでしょうか。
チャットやWEB会議でも雑談するシーンはありますが、対面に比べると雑談の機会はぐっと減ってしまいます。
対面だからこそ相手の変化に気づくこともありますよね。
メンタルや業務上でちょっとした問題を抱えていても、自分から言わないと相手には分からないというデメリットがあります。
人によってはフルリモートでは孤独を感じてしまい、かえってストレスになる場合も。その場合は、完全在宅ではなく週1~2回の出社と合わせたハイブリッド勤務の方が合っているかもしれません。
2.ある程度は自己開示が必要
朝晩は子供たちがいて騒がしいし、寂しいとか全然思わないから平気!という人でも、他人へある程度は自己開示が必要です。
特に中途採用で初日からリモートという場合は、お互いのことを知る機会がほとんどありません。
仲良くなりたいと思っても、オンラインだと相手にどこまで踏み込んで良いか難しいもの。
そのため数カ月経ってもメンバーとの距離が近くならないケースも少なくありません。
みずから自分のことを開示していくと、相手もコミュニケーションが取りやすくなりますよ
仕事なので社員みんなで仲良しこよしになる必要はありませんが、自分の仕事をしやすくするためにも特に最初のうちは意識してみてください。
3.光熱費が上がる
今まで平日の日中は家に誰もいない状態だったのですから、水光熱費はどうしても上がってしまいます。
我が家の場合は夫もほぼフル在宅で、仕事部屋を分けているため夏・冬は1日中2台のエアコンがフル稼働。
一番ピークの月は電気・ガスだけで3万5千円超えました😢
夏は設定温度を高めにする、冬は消費電力の低い暖房器具と併用するなど工夫はできますが、根本的に対策するには電力会社の変更を検討してみても良いかもしれません。
毎日出社しているときにかかっていたコーヒーや水などの飲み物代、ランチ代が無くなったので、トータルするとプラスになっていると割り切るようにしています!
4.仕事に集中しづらい
家という生活環境の中で仕事をするため、誘惑が沢山あって集中できない点もデメリットです。
人目を気にせずスマホもいじれるし、すぐ近くにはテレビもある。
おやつも飲み物もあるしついダラダラ…
家の近くで工事をしている、電車の音が大きいなども集中力を途切れさせる一因です。
リモートで仕事をする以上つきまとう問題なので、仕事スペースを分ける、仕事に入るまでのルーティーンを決めるなど仕事スイッチを入れることを意識してみましょう。
5.圧倒的運動不足
1日中パソコンの前に座り、トイレや飲み物を取りに行くにもすぐ近くという状況で運動不足にならないわけがありません。
体重が増えやすくなること以外にも、身体を動かさないことで血行が悪くなり肩こり、頭痛、腰痛など体中が痛くなってしまいます。
肩こりひど過ぎて、両肩が岩状態です
6.仕事をしすぎてしまう・残業が増えた
場所も時間も選ばずに自由に仕事ができるようになった分、つい仕事をしすぎてしまったり、残業が増えてしまうというケースも。
仕事が終わらず、子供のお迎え、食事お風呂寝かしつけがやっと終わった後にまた残業…
そんな状態がいつまでも続くと子供やパートナーへのイライラが募ったり、ママも疲弊してしまいます。
残業があまりない場合は問題ないですが、そうでない場合は長引く前に解決に向けて動きましょう!解決策はこの後紹介していきます。
フルリモートのデメリット、解決策は?
デメリットを6つ解説してきましたが、解決方法はちゃんとあります!
私が実際にやってみて良かったと感じた方法をお伝えしますね♪
自分から意識的にコミュニケーションをとる
特にフルリモートで転職すると、なかなかメンバーとの距離が縮めにくいのは事実。
私のおすすめは、WEB会議の定刻少し前に入っておき、雑談タイムを作ってしまう事です
社外との商談の場合は開始時間より前に入ることがマナーですが、社内ミーティングの場合は全員がそろうまでに1~2分かかることが多いものです。
その時間を利用して始まる数分前に入っておくと、全員が揃うまでの5分程度雑談の時間を作ることができます。
たかが5分、されど5分。
チャット上で雑談するよりも会話ネタもフランクで良いことに加え、実際に話すことで距離がグッと近くなります。
こうすることで困ったときに聞きやすくなるなど仕事がしやすくなりますよ。
タイマーを使って仕事をする
家で仕事をしていると誘惑が多くて集中できない…そんな場合は、タイマーを使って仕事をするのがおすすめです。
時計を見ながら「〇時までにこの仕事を終わらせよう」ってやり方でも良いんじゃないの?
私も最初はそう思っていましたが、タイマーがあるとより時間を意識して仕事に取り組むため集中力が全然違います!
タイマーは100円ショップにあるような、キッチン用のタイマーでOK。
私の場合は子供のYouTube対策で購入した「時っ感タイマー」がとっても良かったです。
1分~60分まで時間が設定でき、最初に時間を設定しておくと視覚的に時間が減っていくのが分かるため、時々タイマーに目線を映しながら時間配分ができます。
身体を動かすルーティーンを作る
リモートワークの場合、意識的に体を動かそうとしないと見る見るうちに運動不足に…
一日の中で5分でも10分でも体を動かす時間を作り、ルーティーン化するのがおすすめです。
私の場合は朝子供の保育園への送迎は夫がしてくれるので、子供たちが出て行ったあと始業までの時間に5分だけストレッチをするようにしています。
肩回りをほぐしたり足の裏を伸ばしたりするだけで、リフレッシュできますよ!
本当はダイエットもかねてもう少しやれたら良いのですが、あんまり頑張りすぎると挫折するので…
1日5分でも継続することが大事!
残業が続く場合は放置せずに行動
残業や子供が寝静まってから仕事という状態がいつまでも続くと、家族へのイライラが募ったり、ママも疲弊してしまいます。
仕方ない…とそのままにせず、残業が続いてしまう原因を深掘りしてみましょう。
期末や期初など繁忙期で忙しい場合
パートナーや子供にも、いつまで忙しいのか、その間協力してほしい事、の二点を伝えましょう。
なぜ忙しいのか、いつまで忙しいのかが分からないとパートナーとも衝突しやすくなってしまいます。
入社したてで仕事に慣れず残業になっている場合
上記同様に仕事にある程度慣れてくるまでは、時間外で仕事をする可能性があることを伝えておきましょう。
最初の1~2カ月は特に、社内の仕組みやシステムも分からないため時間がかかってしまうのは仕方がない部分もありますよね。
明らかに業務量が膨大で残業になっている場合
仕事に慣れてきたり、業務を効率化したりと自分自身の工夫だけでは明らかに追いつかない量の仕事を割り振られている場合は、まずは上長に相談しましょう。
何も言わずに引き受けていると、そもそも業務量が多すぎて負担になっていることにさえ気づかれない場合があります。
社内の仕事量に対して社員が足りていない、全員が慢性的に深夜まで残業している、などの場合はそのままその職場で仕事を続けるのは難しいかもしれません。
独身の頃なら頑張れたかもしれませんが、子供との時間を犠牲にし続ける環境で両立は誰も幸せになりません!
ワーママがフルリモートで働くメリットデメリット まとめ
子育て中のママがフルリモートで働くメリットデメリットと、解決策を紹介してきました。
実際にリモートワークで働く私が感じるメリットは8つ!
- 使える時間が増える
- 人間関係で疲れない
- 生産性が上がる
- 通勤のストレスから解放される
- 育児家事の体力を温存できる
- 子供の体調不良や万が一の事態にすぐ対応できる
- 保育園の送迎が楽
- 病院に連れていきやすい
デメリットももちろんありますが、ワーママにとってメリットの方がとっても大きいフルリモート。
私自身もフル出社からフルリモートに働き方を変えたことで、時間に余裕ができ、時間に余裕ができることで自分の気持ちにも余裕ができ、子供や夫へのイライラが減りました(なくなりはしません・笑)
おかげでフルタイムで2人の子供を育てながらの毎日ですが、心身をすり減らすことなく両立ができていると感じます。
リモートワークに興味がある!という方は、こちらの記事も読んでみてくださいね♪
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