育休中に立ち止まってキャリアを見直したい
育休中はスキルアップのために勉強したい
育休のタイミングで、自分自身のキャリアについて考えるママは多いのではないでしょうか。
私も2人目の育休中に、自身のキャリアに向き合った一人です。
育休中にキャリアで悩み、考え、転職を決意してから色々なことに取り組みました。
この記事では、その中でも結果的に育休中にやってよかったと感じたことを紹介していきます。
もちろん目指すキャリアや方向性によって変わってきますが、復帰後のキャリアに悩む方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 出産後、子育てと仕事の両立で悩んでいる方
- 育休明けに転職を考えている方
- このまま今の仕事を続けて行っていいか迷っている方
- 育休中に何か始めたいけど、何をしていいか分からない方
今の会社を辞めようか迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。
「やりたいことが分からない…」からはじまった育休中の転職
活動を始めた当時の状況はこのような感じでした。
- 元々2人目出産が終わったら、キャリアを見直したいと考えていた
- 当時の職種は両立もしやすかったものの、将来的なことを考えて未経験でのキャリアチェンジを希望
- でもやりたいことが分からずモヤモヤ…
私は30代で夫の転勤により正社員を退職し、地方に引っ越して派遣社員として働いた経緯があります。
子供の事も考えられないくらいの激務から急に規則正しい生活に変化したことで、夫婦でライフプランを話し、子供は2人と決めてからの数年間。
妊活・不妊治療も経験したため、当時の年齢も考慮しキャリアよりも妊娠・出産を優先させる生活となりました。
そのため、2人目出産が終わったらキャリアを見直そう!というのは何年も前から考えていたことです。
当時働いていたのは、職種的にも比較的残業が少なく両立しやすい仕事だったのですが、10年後、20年後はAI化で仕事が減るだろうと言われていた職種。
- 当時30代の私が40代、50代になってからのキャリアチェンジは厳しいだろうという事
- 今後定年が70歳とも言われる社会で、ニーズのあるキャリアを積んでおきたいという事
これらの理由で、未経験でのキャリアチェンジを考えていたものの、
かと言って何をやりたいかって言われると分からない…
そんな悩みを抱えていました。
【体験談】育休中、キャリアのためにやって良かったこと7選
そんなモヤモヤした中で、やってよかった!と感じたことを紹介していきます。
キャリアコーチングを受ける
キャリアチェンジをするにも、どの職種を狙うのか方向性を決めない事には始まりません。
ネットで調べると、キャリアチェンジや転職のための自己分析方法などたくさん出てきましたが、思い切って有料のキャリアコーチングを申し込んでみました!
キャリアコーチングを有料でも申し込んだ理由は3点。
- ズルズルあと倒しになりそうだったから
- 一人でやってもモヤモヤ悩んで答えが出ないだろうと思ったから
- 産後で頭が回らず一人で考えるのがしんどかったから笑
そもそもキャリアコーチングとキャリアコンサルティングって何が違うの?
お金はかかりましたが、結果的にやってよかった!
自分が何に対して興味ややりがいを感じるのか。
改めて言語化したことでキャリアチェンジの方向性が固まり、「転職では何を重視するのか=転職の軸」もはっきりさせることができました。
最初からコンサルを選んでいたら自分の内面を深堀りすることなく進んでしまっていた可能性があるので、きちんと納得した状態を作ることができたのもキャリアコーチングを受けてよかった点です。
キャリアチェンジの方向性が決まったら、関連する副業で実績作り
アラフォー子持ちで未経験なんて転職ハードルが高いことなんて分かりきっています。
そのため、いざ転職活動し始めたときに少しでも経験値をためておきたいと思い、副業で実績つくりを始めました。
実際に私がやってみたことは主に3つ。
- ライター活動
- ブログ、SNS
- 業務委託で継続的に副業
ライターは元々興味があり、キャリアコーチングを受ける前からスタートしていました。
案件はクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトなら沢山の案件があり、初心者でも始めやすかったです。
③では、今あるスキルを生かしつつ、キャリアチェンジを狙っている業界やポジションでのお仕事を業務委託でチャレンジ。
案件はママワークスで見つけて、オンライン面接まで3社通り、そのうち1社でのお仕事が決定しました。
週20時間以内の稼働なので、育休中にも出来る副業の条件内。
育休が終了する3月までの期間限定という事でスタートしたよ
ちなみにオンライン面接まで行った他の2社については以下の通りでした。
- 商談(オンライン)が多い業務内容だったため、0歳児を自宅保育しながらは難しいと辞退
- 長期で働ける人を募集していたため、3月までだと難しいとお見送り
育休中の副業についてはこちらで詳しく解説しています。
スクールに通う
キャリアチェンジ後の職種に関するスクールに約1ヶ月半通いました。
大半がオンラインでの授業だったため、0歳児をお世話しながらでしたが約3分の1の日程は実際に教室に通ってというスケジュール。
集合の日は0歳の息子は一時保育、3歳娘は保育園という形でなんとかやりくりしました。
私が受講したのは東京都が主催している職業訓練のようなものだったため無料で受講できたのですが、内容も社会人としてのマナー&職種に関する基礎知識が中心。
基礎知識が付いたのは良かったけど、拘束時間と内容を考えると有料でも民間のスクールに入っておけば良かったかな…と思ってます
独学で勉強
- オンライン講座
- 本や動画
無料やサブスクで利用できるオンライン講座も今はたくさん見つかります。
UmedyやGoogleのオンライン講座を利用したり、スキマ時間で本や動画で勉強もしていました。
今はYouTubeでもビジネス系の動画もありますし、読書もオーディオブックで家事や掃除をしながら耳読していたので、全く負担になりませんでした!
転職市場やキャリアのトレンドを仕入れる
キャリアチェンジしたい職種や業界の知識だけではなく、転職市場やキャリアの最新動向を仕入れることも並行してやっていました。
- 成長産業やニーズの高い業界を知る
- 転職しやすいポジションを狙うことができる
- これからの時代に求められる人材や働き方を知る
- 求人を探すときに企業の価値観・カルチャーの判断材料になる
これも本を読んだり、Twitterで情報を追いかけたりもしていましたが、おすすめはVoicy!
ラジオのように家事をしながら耳で聞くことができます。
色々な配信がありますが、キャリア・転職系のパーソナリティの方のチャンネルを聞くだけでも何となくトレンドがつかめるようになりましたよ。
育休中に読んで感銘を受けたキャリアに関する本を紹介しますね。
転職エージェントへの登録・面談
今までは転職サイトを使って自力で転職したことしかなかったのですが、子連れアラフォー転職となると難易度は桁違い。
特に子育てしながらだとなかなか時間も取れないと思い、今回は転職エージェントを利用することにしました。
転職エージェントを利用すると、面接対策や書類の添削、面接日程の調整までやってくれるのだから、毎日忙しいママは利用しない手はありません。
転職エージェントを利用するにあたって、登録後面談が必要になることがほとんどのため、育休中に担当者との面談を済ませておくとスムーズでしたよ。
職務経歴書・履歴書の作成
応募書類、特に職務経歴書の作成が苦手という方も多いのではないでしょうか。
私も職務経歴書作るの本当に苦手です💦
特に30~40代のワーママだと職歴も多くなってきたという場合も多く、経歴をまとめるだけでも大変!
自身の経歴を棚卸した上で、希望とする職種や業界にフォーカスしてまとめるのは時間がかかるため育休中にやっておくことをおすすめします。
育休中から活動したメリット・デメリット
私が育休中からキャリアに関連した活動をしたことで感じたメリット・デメリットを解説していきます。
メリット
- 自分のキャリアとじっくり向き合うことができる
- 今の自分に足りないスキル・経験のために行動できる
- 育休中特有の孤独感から抜け出せる
自分のキャリアとじっくり向き合うことができる
仕事から復帰した後では、日々の忙しさの中で自分のキャリアと向き合う時間ってなかなか取ることができないですよね。
毎日子育てと仕事だけで精いっぱいだよ~
特に「何がやりたいか分からない」という所からスタートだった私の場合は、キャリアコーチング受けることで、過去の自分とじっくり向き合うことができたと感じています。
今の自分に足りないスキル・経験のために行動できる
キャリアの見直しで自分の現在地を知ることができた後は、目指すキャリアに足りない部分を埋めるために少しでも活動できたのも育休中だからこそ。
もちろん社員として実務に勝るものはないけれど、副業として少しでも関連するような案件に取り組むことで実績として残すことができます。
スキルや経験以外にも
- 目標に向かって自分で取り組むことができる
- 自分で考え、自走できる
というスキル以外のパーソナリティのアピールにもなります。
転職エージェントに職務経歴書を添削してもらったときに、社員として経験した事じゃないと書けないと思い当初は副業やスクールを受講したことは記載していませんでした。
でも話の流れでポロっと副業やスクールのことを言ったら
「絶対に職務経歴書に書いた方がいいですよ!」
と言ってもらえましたよ
実際にエージェント経由で面接まで行った時も、スキルは足りなかったけど副業経験に興味を持ってもらえて書類選考通ったとの事でした。
副業以外にも、ボランティアやインターンに参加するのもおすすめです♪
育休中特有の孤独感から抜け出せる
言葉を話せない0歳児と24時間つきっきりで一緒にいることで、孤独感を感じるママは少なくないのではないでしょうか。
1人目の育休中、実際に私がそうでした
1人目の育休中は感染症の流行前。
夫も毎日朝から夜まで出社してるし…
ママ友ともしょっちゅう会うわけではないし…
慣れない育児で誰かと話したい気持ちはあるのに話せない。
毎日家事して赤ちゃんのお世話だけして日々過ぎて行って、世の中と切り離されているような気持ちになることがありました。
今回はいろんな活動をしていたことで、
世の中とつながってる!大人と会話ができる!
ということがすごく嬉しかったのが印象的でした。
副業もやっていたので、少しだけでも収入を得ることができたり、仕事として他人とやり取りできることが肯定感に繋がっていたように感じます。
デメリット
- 赤ちゃんをお世話しながらで時間の捻出が大変
- お出かけ、ママ友との交流などに使える時間が少なくなる
赤ちゃんをお世話しながらで時間の捻出が大変
0歳児を自宅でお世話しながらなので、時間のやりくりが大変でした。
育休中とは言え、優雅に自分の事だけに時間を使えるわけもなく・・・
私が活動し始めたとき、2人目は生後7か月でだいぶリズムもできていましたが、それでも日中も夜もどう時間を作るかずっと考えていた気がします。
スクールはオンラインの日が多かったので、始まる前に授乳して朝寝、休憩時間に急いでオムツを替え、時にはカメラオフにしてミルクあげたりしてました。
お出かけ、ママ友との交流などに使える時間が少なくなる
1人目の育休中は毎日のように児童館や支援センターに連れて行ったり、ママ友や昔からの友人とランチに行ったりしていました。
2人目の育休中は忙しかったことで、あまりお出かけ等には行けなかったことは心残り。
コロナ禍なので支援センターなんかも行きづらかったというのもあり、しょうがないかなと思っています。
ママ友も少ないからどっちにしろ一緒だったっていうね
育休中、キャリアのためにやってよかったことまとめ
育休明け転職のために、私がやってよかったことを紹介してきました。
- キャリアコーチングを受ける
- キャリアに関連する副業で実績作り
- スクールに通う
- 独学で勉強
- 転職市場やキャリアのトレンドを仕入れる
- 転職エージェントの登録・面談
- 職務経歴書・履歴書の作成
私の場合は「転職したいけどやりたいことが分からない!」から始まり、さらには未経験なので色々とチャレンジしてみました。
状況や目的によってやることは人それぞれ。
キャリアアップしたい!
在宅で働ける仕事がしたい!
子供を優先して無理せずに働きたい!
いろんな希望があると思います。
育休中に、復帰後どんな働き方をしたいか?どんな自分でありたいか?だけでも考えてみるのがおすすめですよ。
ゴールが決まったら、そこに向かってやるべきことが見つかるはずです。
小さなことからでも、ぜひ始めてみましょう♪
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