育休中、様々な事情で転職を考えるママは少なくありません。
でも育休中に転職したら、保育園はどうなるんだろう?と心配ですよね。
転職したら退園になるってほんと?
保育園の選考の仕組みが複雑すぎて嫌になる…結局どうすればいいの?
私も2人目育休中に転職を考えていたので、この気持ちとっても分かります!
この記事を読むと、保育園入園に影響が出ない転職のタイミングが分かりますよ♪
結論から言うと、保育園のことを考えるなら、一旦元の職場に復帰してからの転職がベスト。
ほとんどの自治体では、育休中の転職は保育園内定にマイナスの影響があるからです。
せっかく転職したのに、子供の預け先がなくて働けないということになってしまっては元も子もないですよね。
ぜひこの記事を読んで、保育園を退園せずにすむタイミングで転職活動してみてくださいね。
転職に興味はあるけど、今の会社を辞めようか迷ってる…という方は、こちらの記事もどうぞ。
思考の整理の参考にしてみてください♪
育休中の転職で気を付けるべきこと3つ
育休中に転職する場合、気を付けなければいけないことは次の3つです。
- 入園取消になる可能性がある
- 兄弟が退園になる可能性がある
- 選考の点数が下がる可能性がある
入園取消になる可能性がある
申込時に提出した書類と実際に入園後に提出する勤務証明書の会社が違うと、入園取消になってしまう事があります。
申込時の内容で審査しているため、入園前に転職してしまうと「申込内容と違う」と判断されてしまうためです。
自治体によっては同じ勤務時間であればOKとしている所も一部ありますが、入園取消のルールを導入している自治体は多いので注意!
必ずお住まいの自治体に確認するようにしましょう。
兄弟が退園になる可能性がある
育休中に転職する場合、元の会社は退職することになります。
上の子がすでに保育園に通っている場合、転職のために退職してしまうと「保育の必要性がない」と判断され、退園になってしまう可能性があります。
上の子が在園している場合の育休中の転職、自治体の対応は大きく分けて2つ。
- 原則退園
- 一定期間内に就業開始すれば在園OK
自治体によりルールが異なるため、注意が必要です。
選考の点数が下がる可能性がある
育休を取得する場合は元の職場に戻ることが前提のため、保育園入園の選考のときも「就労」が理由となり点数が高くなります。
しかし、育休中に退職して転職活動をする場合は「求職中」という扱いで点数は大きく下がってしまうことに。
また、育休中にすでに次の会社に内定をもらっている状態で申込をする場合は「就労内定」という状態と判断される自治体も。
その場合、転職後フルタイムで働くとしても「就労中」より点数が低くなってしまいます。
待機児童が多い地域では、両親ともに週40時間フルタイムの勤務でようやくスタートラインに立てるという事も珍しくないため、1点のダウンでも影響大!
例えば私の住んでいる自治体の場合は、状況によって以下の点数が付きます。
- フルタイムの「就労中」なら30点
- フルタイムの「就労内定」なら22点
- 「求職中」ならまさかの5点…
この点数だとなかなか入園は厳しいのが現実です…
転職するなら一度復帰してからがベストタイミング!
育休中に転職を考えた場合、一度元の会社に復帰してからがベストです。
復帰後、「復職証明書」を自治体に提出する必要がありますが、これを元の会社に書いてもらうことができれば入園に関する手続きは全て完了となります。
在園中であれば転職の要件も緩やかになることも多いので、
元の会社では両立がしんどい
復帰しても業務量が減らされない
子供との時間をしっかり取りたい
などの理由で転職する場合、在園条件をクリアする範囲で勤務時間を短くすることが可能です。
私の住む自治体でも、
一度復帰して「復職証明書」さえ出してしまえば、なんとその後転職するときはフルタイムじゃなくてもOKでした。
週30時間以上、月120時間以上という条件さえクリアしていれば時短やパート、週4勤務など勤務条件や雇用形態が変わっても在園できるとのこと。
つまり、育休前フルタイムで働いていた場合は
- フルタイムでの復職(週40時間以上、月160時間以上)が必須
- 復帰後は勤務時間が減っても保育の条件内ならOK
- 短時間勤務、週3~4日勤務の会社へ転職
- 個人事業主として在宅ワーク
ただし月の勤務時間が120時間以内の場合、在園は可能ですが短時間保育(1日8時間)となります。
育休明け、復帰後に転職する場合のスケジュールはこちらで詳しく解説しています。
【保育園申込~入園まで】育休中転職をタイミング別で解説
育休中に転職した場合、結局どうなるの?という疑問に、保育園申し込み~入園までのタイミング別に解説していきます。
私が自分の住む自治体に確認した内容です。
自治体により条件が異なりますので、必ず確認を!
保育園申し込み前にすでに退職済みで、これから転職する場合
前職も退職済みで、これから転職活動をするという場合は「求職中」という扱いになり、選考の点数も大きく下がってしまいます。
よっぽど子供が少ない年だったり、保育園に空きがある地域であれば「求職中」でも入園は可能ですが、保活激戦区ではほぼ不可能に近いでしょう。
すでに退職してしまった場合は、お住まいの自治体へ、現状の点数でも入園の可能性があるかどうか確認してみましょう。
保育園申込前に内定をもらっている場合
保育園の申込時期の前に、すでに転職活動をしていて内定をもらっている場合は、転職先企業から内定証明書を発行してもらい、入園申し込みをします。
ここで気を付けるべきことは2点。
- 「就労内定」の選考点数は下がってしまわないか
- 元の会社の「勤務証明書」で申し込みした場合、復職後退園にならないか
「就労内定」の選考点数は下がってしまわないか
転職先の企業から内定証明書を出してもらう場合は、保育園の選考は「就労内定」の状態であることがほとんど。
自治体によっては内定の状態だと、点数が下がってしまうことがあります。
どのくらい点数が下がるかは自治体によるため、以下のことを確認してみましょう。
- フルタイムでの「就労中」から何ポイント下がるか
- 兄弟加点など、他の加点要素はないか
- 多少ポイントが下がっても入園の可能性がありそうか(待機児童がいないかなど)
元の会社の「勤務証明書」で申し込みした場合、復職後退園にならないか
元の会社に退職の意向をまだ伝えていない場合は、勤務証明書を申込時に出せば「就労中」で選考してもらえます。
ただしこのやり方で内定が出たとしても、復帰後に提出する証明書が申込時と別の会社の場合は内定取り消しになってしまう自治体も多いのでお勧めしません。
申込時と復帰後の会社が違っていてもOKかどうかは必ず確認が必要です。
保育園申込済、結果が出る前に転職する場合
申し込み後に転職先が決まった場合、保育園選考のタイミングによって対応が変わります。
選考前であれば再申し込みをすれば受け付けてくれる場合もありますが、場合によっては申し込みを却下される場合も。
【保育園申込前に内定をもらっている場合】と同様、再申込みをすると「就労内定」の状態で選考されることになるため、点数が下がる可能性があることに注意です。
保育園申込後、元の会社に復帰せずに転職した場合
原則内定取り消しとなる自治体が多いです。
理由は”申込時の内容に基づき選考しているから”。
申込時と内容が違う場合は内定取り消しになる、という事のようです。
派遣の場合は、同じ派遣元で復帰することが原則。
産休に入ったタイミングでそれまでの派遣先との契約は終了しているため、派遣先は別のところで問題はありません。
私の自治体の場合、「育休を取得している派遣元でどうしても復帰先が見つからない場合は、別の派遣会社から復帰もOK」との回答でした。
ただし、復帰前の勤務条件と変わらないことが大前提!
派遣で育休から復帰するための方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
派遣で育休復帰したいのに仕事が決まらない⁉入園取消にならないための解決策3選
退園にならないための転職タイミング まとめ
保育園入園に影響が出ない転職のタイミングについて解説してきました。
保育園に入園できる点数が付き、なおかつ入園取消にならないためには、一度復帰してからの転職がベスト。
育休中に退職や転職をしてしまうと、自治体によっては点数が下がって内定が出なかったり、申込内容と違うと内定取り消しになることも。
そうはいっても、パートナーの転勤や勤務先の倒産など仕方がない事情もありますよね。
会社都合の場合は、柔軟に対応してくれるケースもあるようです。
また、同じ自治体でも毎年少しずつルールが変わっている場合も。
まずは役所に確認して、条件を確認したうえで転職活動をスタートさせてくださいね♪
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