子育てと仕事、ここまで走り抜けてきたけど、ふと気づけば40歳手前。
このまま今の会社に60歳まで居続けていいの?
私のやりたいことってなんだっけ?
そんな風にキャリアにもやもやを抱える人は少なくありません。
私も2人目育休中にキャリア迷子に陥ったひとりです
そんな私がキャリア迷子から抜け出すために試行錯誤した経験をふまえ、30代、子育て世代のワーママが陥りやすいキャリア迷子についてとその解決策をお伝えします。
今現在将来についてモヤモヤ、不安な方のヒントになれば幸いです。
こんにちは、ぐーこです
4歳と1歳の子供を育てながら都内で働く36歳ワーママ。
10年間正社員としてアパレル業界で働き、30歳の時に夫の地方転勤で退職→派遣社員へ。
2度の産育休を経て現在大手IT企業でフルリモートで働いています。
キャリアチェンジ×フルリモートを実現するために、現在転職活動にチャレンジ中。
そもそもキャリア迷子って?
キャリア迷子とは、キャリアの方向性や自分のやりたいことが分からなくなり、モヤモヤとしてしまう状態のことを指します。
30代~40代、特に子育て世代のワーママでキャリア迷子に陥る方は少なくありません。
あなたもこんなことでお悩みではないでしょうか?
- 育てと仕事の忙しい毎日をくぐり抜けて、自分は何を目指しているのか迷いがある
- マミートラップにはまって、このまま今の会社にいていいのか悩んでいる
- 今まで大した実績もないまま過ごしていて、大丈夫なのかな?
- キャリアの理想と現実のギャップに悩んでいる
- 自分のやりたいことが分からない
- 今の会社は両立のしやすさだけで選んだけど、やりがいが見いだせない
30代がキャリア迷子に陥りやすい原因とは?
ではなぜ30~40代がキャリア迷子に陥りやすいのか?それには理由があるのです。
上の世代でロールモデルがいない
30代だけではなく40代の方もこの先のキャリアに悩む方は多いもの。
人生後半戦やセカンドキャリアを見据えて、このままでいいのかと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな30代、40代の人生の先輩というと50代ですが、50代の先輩方と30~40代ではまったく状況が違います。
長くひとつの会社に勤め上げるのが美徳であるという価値観のもと入社し、20年以上同じ会社にいるという方がほとんど。
つまり、あと5年10年ここでがんばれは退職金をもらって老後を過ごせるという逃げ切り世代なのです。
この数年、特にコロナ過以降価値観も時流も大きく変わる中で、ひとつの会社に長く居続けすぎるのもまたリスクという時代がやってきました。
そんな中で上の世代にロールモデルとなる方が圧倒的に少ないのです。
この先のキャリアを考えようと思っても、ロールモデルがいないからこそどうすればいいのか迷う方が後を絶たない。
それが30~40代の世代なのです。
出産、子育て、両立で忙しく過ごしてきて自分を振り返る時間がなかった
女性も社会に出て働くようになり、統計では初産時の年齢が31歳という時代。
がむしゃらに仕事を覚えた20代を経て、念願の妊娠・出産を終えたと思ったら思っていた何倍もの育児の大変さと子供の愛しさを感じたというママは多いのではないでしょうか。
核家族化が進み実家に頼れない家庭も多い中、仕事との両立は本当に大変です。
妊娠中から保活が始まり、役所に通いながら情報を集め、保育園に受かったと思ったら子供はしょっちゅう風邪を引く。
少しでも家事を楽にするために時短家電の情報を集め、同じように働くママのインスタやTwitterで情報を集め・・・
こんなに両立が大変だとは!!!が、ワーママの正直な意見ではないでしょうか。
私もそうです、大変ですよね、両立・・・
毎日の子供のお世話と家事を回すことで精いっぱいで、自分の将来やキャリアのことなんて考える暇などないのです。
正確には頭によぎることは多々あるけど、それ以外の「重要じゃないけど緊急性が高いこと」に押し流されてしまうのです。
そしてふと立ち止まると「あれ、私のやりたいことってなんだっけ」。
それが我々子育て世代がキャリア迷子に陥りやすい原因のひとつなのです。
選択肢が減り、守りに入る年齢
「35歳転職限界説」がなくなりつつあると言われて間もないですが、応募条件が35歳以下なんて求人もまだまだ多いのが現状です。
応募条件だけではなく、30代、特に35歳以降のキャリアは「何をしたいか」よりも「何ができるか」を重視される傾向にあります。
キャリアチェンジしたくても未経験なんて箸にも棒にもかからない。
選択肢が極端に減る。それが30代後半以降の転職です。
それと同時に子供や家族という守るべきものができた以上、大きなリスクは取れないと守りに入りやすくなる年齢でもあります。
保育園などの物理的な問題もあるし、精神的にも大きな変化を避けてしまいがちです。
新しいチャレンジがしにくくなる年齢、それが30~40代です。
今だからこそこれからのキャリアを見直すべき理由
このように、30代から40代にかけてはキャリア迷子になりやすい原因がいくつもあります。
キャリアにモヤモヤを抱えてこの記事を読んでいるなら、今がキャリアを見直すべきタイミング。
先延ばしにしてはいけない理由はこの2つです。
子育てが落ち着いてからキャリアを見直す、では遅すぎる!
そうは言っても毎日忙しすぎてキャリアを見直す時間なんてないよ~!
わかります、めちゃくちゃ分かります。毎日一瞬で過ぎていきますよね。
息抜きにドラマを見る、スマホを見る時間の1日10分だけでも、キャリアのことを考えてみる時間を作ることから始めてみるのはいかがでしょうか。
例えば統計通り31歳で第一子を出産、33歳で第二子を出産した場合。
34歳で仕事に復帰し嵐のような毎日の中で、上の子が小学校に上がったら少し落ち着くかも、そうなったら転職でもすればいい。
そう思ったけど小1の壁にぶつかり、宿題のフォローや学校の行事で2人保育園時代よりも忙しくなってしまった。
下の子が小学校に上がるまで待とう。そして40歳。
落ち着くかと思ったら上の子は部活を始め塾を始め反抗期も始まり…
そう、落ち着くタイミングなんてないのです。
子供の年齢が上がっても新たな問題やライフイベントが生まれ、ベクトルは変われど大変さは続くのです。
落ち着くまで落ち着くまでと先延ばしにしているうちに、自分自身も年齢を重ね、ますます転職はしにくいものになってしまうのです。
人生100年時代、あと30年は働く必要がある
今は人生100年時代と言われ、私たちが60歳になるころには定年も65歳から70歳まで延びているかもしれません。
今35歳なら、少なくともあと30年は働く期間がある。
好きになれない仕事。
給料が低いけど我慢し続ける仕事。
今は子供のためを思って我慢しながら働けていても、子供はいつか手を離れます。
いつか子育てが終わったと思えた時に、自分らしく生きられるように考えることは非常に重要です。
人生の大半を費やす仕事の時間、少しでもやりたいこと、自分の価値観に合うもの、楽しさを見いだせるものにしたいですよね。
30代がキャリア迷子から抜け出すための3つのヒント
では30代がキャリア迷子を抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか。
そのヒントとなる方法を3つ、お伝えします。
1.自己分析
すぐに始められるものとして、自己分析があります。
自己分析って苦手…
わかるわかる、私もめっちゃくちゃ苦手意識ありました
自己分析というと就活のころを思い出して画面を閉じたくなる方も多いかと思いますが、要は「自分は何が得意か、何が苦手か、どんな価値観を持っているのか」を自分自身で認識するのが目的です。
自己分析には大きく分けて、キャリア・スキルに関するものと、価値観に関するものがあります。
それぞれ自分でできる代表的なワークを紹介します。
Will・Can・Mustのフレームワークを使う
Will・Can・Mustはビジネスや転職でよく用いられるフレームワークであり、考えを整理するのに活用されます。
Will(やりたいこと・志) ・・・理想の生き方、働き方、仕事を通じて実現したいこと
Can(できること) ・・・今までの経験、スキル
Must(やるべきこと) ・・・周囲から求められていること
3つの輪が重なるところが理想と言われていますが、重なった2つの輪と重ならなかった部分にどれくらいの差分があるのか知るためにも用いられます。
このワークシートを始める前に、まずは以下の視点でキャリアの棚卸をしてから始めてみましょう。
- 今まで身に着けた経験、スキルは何か
- どの職場でも応用できるスキルはないか
- どんな仕事をしたときにやりがいや楽しさを感じたか
- 逆にどんな仕事が苦痛と感じたか
やりたいこと100のリストを作ってみる
「やりたいこと100のこと」を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
本来はキャリアと関係なく、〇〇へ旅行に行きたい、〇〇へ引っ越したい、などやりたいことを書き出していく方法です。
紙に書くことで目標に対してアンテナが立つようになり、気が付いたら叶っていた!という方も多い方法です。
仕事面だけではなく、生活、プライベート、どんな自分になりたいか、と書き出していくことで自分の価値観が明確になるというメリットがあります。
- どんな働き方をしたいのか
- 生活の中で何を大切にしているのか
- 自分が何を理想としているのか
キャリアのために人生があるのではなく、キャリアは人生をより良くするための手段のひとつ。
そう考えると、まずはやりたいことを書き出して自分の価値観=自分軸を明確にするというのも自分を知るひとつの方法です。
2.自己診断ツールを使う
自己分析って面倒だし苦手…そんな方には、自己分析や自己診断のツールを使ってみるのもおすすめです。
さまざまな診断ツールがありますが、実際に私が使ってみた中から、キャリアに悩む30~40代が使うのにおすすめなツールを3つ紹介します。
リクナビNEXT グッドポイント診断
グッドポイント診断は、大手転職サイトのリクナビNEXTが提供している自己分析ツールです。
会員登録をするだけで無料で利用が可能ですよ。
300問近い質問に回答すると「現実志向」「慎重性」など18の資質の中から上位5つを診断してくれます。
つまり自身の強み、弱みを明確にできるツール、ということですね。
診断結果のコメントを面接や応募の際の自己PRとして活用することも可能です。
所要時間は約30分程度と無料とは思えないボリューム!
精度が高いとの口コミも多いので、少し時間をとって試してみてはいかがでしょうか。
ミイダス コンテンピシー診断
ミイダスは、登録しておくと面談オファーが届く転職サービスです。
このミイダスが提供している自己分析ツールが、コンテンピシー診断。
もちろんこちらも無料で利用ができますよ。
コンテンピシー診断の質問数は約160問、所要時間は20~30分。
特定の仕事で良い結果を出しやすい行動特性を見るもので、その人の資質や性格の特性を細かく診断してくれます。
結果もPDFでダウンロードできるので、後で見返しやすいのもいいですね。
ミイダスは他にも自分の市場価値を調べられる年収診断もあるため「どんな仕事に向いているか分からない」「自分の市場価値を知りたい」という方はぜひ試してみてくださいね。
ストレングスファインダー
ストレングスファインダーは、アメリカのギャラップ社が開発した資質診断ツールです。
ひとつめに紹介したグッドポイント診断に近いですが、こちらは34の資質から自分の強み、弱みを診断する方法です。
自分の考え方、行動、感情の特徴を資質としているため、上位5つの資質を見ると「自分はこんなことが得意なんだ!」と気づきがあるはず。
ストレングスファインダーは有料なのがネックですが、非常に精度が高く、自分自身では気付けなかった資質にも気が付けるので、気になる方はやってみてはいかがでしょうか。
診断方法は2つで、ギャラップ社のWEBサイトからアクセスコードを購入するか、書籍を購入して記載されたアクセスコードを入力するかのどちらかになります。
有料なので半年くらい迷ってましたが、もっと早くやればよかった!と思いました
3つ紹介しましたが、上記はあくまで今までの経験から強み弱みを診断したもの。
自分の心から湧き出るやりたいことを教えてくれるものではないため、あくまで補助的に使うようにしましょう。
3.キャリアコーチングを受ける
診断ツールもなんだかしっくりこなかったし、自分ひとりで自己分析しても合ってるか分からない、モヤモヤが取れない。
そんな時はキャリアコーチングで第三者の視点から自分を見直すのがおすすめです。
30代向けのキャリア相談サービスを紹介します。
ポジウィルキャリア
「ポジウィルキャリア」は、キャリアに特化したパーソナルトレーニング・サービスです。
「どう生きたいか?で、キャリアをきめよう」というキャッチフレーズの通り、これまでのキャリアだけではなく、価値観や目指したい姿など自分自身と向き合い、進むべきキャリアを見つけるためのサポートをしてくれます。
ポジウィルキャリアは転職サービスではないため、求人の紹介やあっせんはありません。
中立的な立場だからこそ、ユーザーの目線に立った支援を受けられますよ。
プロのカウンセラー、そしてキャリアコーチングに特化したサービスだけあり、転職サイトのカウンセリングとは比較にならないレベルの高いカウンセリングを受けられるのがメリット。
本格的に受講するのは有料ですが、初回に限り45分のカウンセリングを無料で受けられるので、まずは無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
無料とは言えプロのトレーナーが対応するため、非常にレベルの高いカウンセリングを受けられますよ。
この無料カウンセリングだけでも試してみる価値はあり!です。
きづく。転職相談
「きづく。転職相談」とは、株式会社one-recollectionが運営するキャリアコーチングサービスです。
一般的にキャリア相談や転職サービスは20~30代を対象としたものが多い中、きづく。転職相談は受講年齢が20代~40代後半と幅広いのが特徴です。
ほかのサービスと比較して認定コーチの年齢層が高めで、経験も豊富なのも30代にはおすすめなポイント。
今後の人生のキャリアを相談するのに、あまりにも自分より若いコーチだとちょっと不安ですよね。
支援プランは最短1か月のものからあるので、早めに転職したい、早く方向性を決めて転職活動をスタートしたいという方にもおすすめです。
きづく。転職相談は60分の無料カウンセリングが利用できます。
土日は夜21時まで無料カウンセリングの予約が可能なので、平日は仕事で予約できない、土日も日中は子供がいるし…という場合でもカウンセリングを受けやすいですね。
ライフシフトラボ
「ライフシフトラボ」は、転職だけではなく「複業」を軸としたサポートで、会社に依存しないキャリアを作るための支援をするサービスです。
ほかのサービスと明確に違うのが、対象となる年代。
主に40~50代を対象としていて、今後30年、人生後半戦のキャリアを自律的に生きたい人を対象にしているのが特徴です。
もちろん40~50代以外の方でも受講は可能ですよ。
価値観や守るものが増えてくる年代。いきなり会社を辞めるのはリスクが高いけど、このままで良いのか迷っている方にはぴったりのサービスと言えるでしょう。
初回は60分の無料個別説明会を受けられるので、副業からキャリアチェンジをしてみたい!という方はぜひ参加してみてくださいね。
30代がキャリア迷子から抜け出すための3つの方法 まとめ
30~40代の子育て世代が、キャリア迷子のモヤモヤから抜け出すための方法を解説してきました。
大事なのは自分の価値観を知ることです。
モヤモヤを感じているなら、今がキャリアを見直すチャンスかもしれません。
まずは自分の軸を見つけてみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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